過疎地域・産業振興プロジェクト

プロジェクトリーダー
土屋 哲 准教授(工学部)
プロジェクト構成
資源マネジメントグループ
グループ長:土屋 哲 准教授(工学部)
「社会基盤計画や資源管理の観点から乾燥地・途上国開発のマネジメントのあり方について検討」
産業振興・起業支援グループ
グループ長:清水 克彦 教授(地域価値創造研究教育機構)
「もの・サービスづくりの技術開発・移転による産業振興・地域創生」
社会・経済変動グループ
グループ長:山下 博樹 教授(地域学部)
「乾燥地の社会及び経済などのダイナミックな変化とその課題への地域学からのアプローチ」
栽培環境計測・制御グループ
グループ長:大観 光徳 教授(工学部)
「乾燥地や低温・低日照地域などの栽培困難地域における新たな植物育成技術の開発」
プロジェクト概要
“乾燥地の社会・経済特性をふまえ、サスティナブルな生活基盤の向上や産業の振興に寄与する”
乾燥地では、人が住むための水源は限られており、常に水不足に直面しています。水資源以外にも、低いインフラの整備水準や他の技術的制約によって発展が遅れている地域が見られます。一方で、そうした条件不利地域においても独自の生活習慣や文化を形成し、長く暮らしを営んできた歴史があります。こうした背景を踏まえつつ、本プロジェクトでは、参画者の多彩な専門分野を強みとして、乾燥地を全体的な視点でとらえ、地域の持続的な発展に資する研究に取り組んでいます。資源マネジメントグループでは、土木工学・環境工学の立場から、水循環システムの解明や水資源の有効活用技術、また、各種資源の効果的な活用方策やそのためのインフラ整備のあり方について研究しています。栽培環境計測・制御グループでは、高精度な栽培環境の計測、適切な栽培環境の設計・制御といった技術開発を通して、栽培困難地域が世界規模での気候変動にも対応しうる新たな植物育成技術について研究を行っています。産業振興・起業支援グループでは、イノベーション人材育成教育プログラムの展開(ケニア他)、また、研究成果の権利化・活用や産学官連携の取組みの支援を通して産業振興及び地域創生に寄与します。社会・経済変動グル―プでは、人文・社会科学の専門知より研究対象地域の社会・経済・文化的な特性や地域的課題を把握するとともに、先進事例との比較などを通して、乾燥地の将来のあるべき姿について考究します。
教育プログラムの展開
によるモンゴル現地調査